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【呪術廻戦】-5歳で五条家に来ました-

第13章 幸せのピース


「なに?」

「子供の面倒。五条家の大事な跡取り育てねーと」

「跡取り……か」

 そっか、そう言われるとなんだか重大な責任を感じる。宝は御三家の一員になるんだ。

「夕凪ひとりで育てろって言ってんじゃねーからな。けどオマエは母親だし、母親しか出来ねーこともあんだろ? だから僕も含めて、周りに頼れるところは頼れってこと」

「……悟くんありがと。なんだかびっくり。教科書に出てきそうなイクメンじゃん。成人になるとこうも違うの? 優しい」

「前から優しいけどな、僕はいつだって家族思いのナイスダディさ」

「何そのセリフ、笑っちゃう」

「こんな感じだろ、大人って」

「ちょっと違うんじゃ? 誰の真似?」

 別に誰でもないっていう。気のせいか悟くんのキャラが少しずつ変わっていってるような……ナイスダディってなに? 

 ま、発言はともかく宝の父親っていう自覚を持ってくれてるんだって思ったら嬉しくなった。父親、か。


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