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【呪術廻戦】-5歳で五条家に来ました-

第13章 幸せのピース




 長距離の移動と、五条家への緊張、それに加えて、悟くんと久しぶりに濃厚な会話して、脳がヒートアップ状態だ。

 甘いものが食べたくなって空港で買ったバターサンドを鞄からごそごそと取り出す。悟くんもきっと食べるよね。

「紅茶でも淹れる?」

 尋ねながら立ち上がろうとすると、片手を広げて制された。前までなかった室内インターホンが設置されていて、通話ボタンで誰かを呼び出している。繋がった先は使用人のようだ。

「紅茶よろしく。僕、砂糖多めで。夕凪の分も」

「これどうしたの? 付けたの?」

「あぁ。離れ専用の使用人につながるから、持ってきてほしいもんとか言って」

「専用!? 出来ないよ、遺言の婚約者だったからって、いきなりそんな偉そうな態度出来ない」

「偉そうじゃねーよ。オマエは他にやる事あんだろ」

「なに? 何もないよ。術師もやめたし」

「じゃあ五条夕凪の書の練習でもしとけ」

「それはもういいから……ネタにしてるでしょ」

「くくっ、まぁそれもすりゃいいんだけど、もっと大事な事あんだろ?」

 頬杖をつきながらあたしを見つめる。



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