第12章 ★ハワイ旅行
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ハワイの2日目? その日の一番の思い出って言ったら、夕凪が大胆だった事だろ! 夕凪と一緒にいると、時々「は!?」って首を傾げたくなるようなことがあんだよな。
基本、予想がつきやすい彼女なんだけど、突然ぶっ飛んだ行動する時がある。
今回もそんな感じ。
それは夜、ホテルに戻って、テレビ見終わった後だった。夕凪が僕にすごい格好を見せてきた。
「なにこれ」
「違うから」
「何が違うんだよ。ひょっとして僕のこと誘ってる?」
「違うの! 聞いてほんとに違うから!」
「違わねーだろ。エッロい下着」
夕凪の顔がカーッと耳まで赤くなった。ゆでタコ通り越して、熟したトマトってとこだ。夕凪が僕に見せたのは、セクシーなランジェリー姿。
白いレースはすべて透け透け。ブラカップは胸が今にも飛び出しそうなハーフにも満たない大きさ。はっきり言って収まりきってねぇー。
胸の先端の蕾がぷっくり盛り上がってるのがレース越しに見えるしその周りの乳輪も透けてる。
ショーツの方も白いレースで尻はTバックに近い。けどやべぇーのは陰部。全体に大きな穴が空いてる。スリットっていうのか?
一応レースで覆われてはいるけど脚開いたらパックリだ。下着付けたままでも挿入出来るようになってる。
「買った時にはわからなかったの」
「ふうん、けど、着けたらわかっただろ」
「それはそうだけど」
「僕に見て欲しかった?」
「……そんなんじゃないけど」
「そんなの男に見せるってのは、可愛がって欲しいって言ってるのと同じなんだよ」
「やっ、そんなんじゃ……」
恥ずかしそうにしてるけど、可愛がるって言ったら喜んでるよな? 大胆なのか天然なのかよくわかんねー。そこも含めて全部、僕のものにしたくなるけど。