第12章 ★ハワイ旅行
あたしの下腹部はむずむず疼いて、欲しくて欲しくて、自分から腰を動かして悟くんの指を迎えに行ってしまってた。いいポイントに指が入るときゅーって締め上げてぎゅうぎゅうしごく。
けど、ぐずぐずに溶かされたこの体がほんとに欲しいのは指じゃない。もっと太くて長くてずんって重たい、あたしの奥まで届く彼の剛直。
おねだりするようにひたすら彼の水着に腰をあてる。鏡に映る自分が淫らで、はしたなくて、おかしくなっちゃったんじゃないかと思う。
「もどかしいよなー、貰えなくて」
「いじわる…」
片方だけ口の端を上げて笑う悟くん。悟くんはあたしが欲しいってわかってて焦らしてる。
左の指でイイところを捉えながら、右手は胸を優しく揉みしだく。胸の先端はもうとっくに敏感になっていて立っちゃってる。きゅーって少し痛いくらいに摘まれた。
「あんッ!…や、あッ!んん……んッ…っ」
「あーヤバっ、またナカ締まったんだけど。どろどろで潮吹きそうだよな、やってみる?」
「やっ、やっ、それは……やっ」
悟くんの指の動きがバチュバチュって速くなった。ザリザリしたところを撫でながら指を抜き差しされる。
抵抗しようとすればするほど、力をいれればいれるほど、ナカから何かが出そうになる。
「あッ、あッ…だめ、ハワイでこんな、あッ、んっ!……なんか出そっ……もっ…」
今までこんな醜態、晒したことないのに、刺激に耐えれない。
「出せよ、見ててやるから」
「やっ、見ないで!……あッでも……もっ…出ちゃう……んんー出ちゃうからっぁ……ん、はぁぁっ!」
ダメだと思えば思うほどに体が何かを出したがってる。ナカから外に押し出すように、ぷしゅっと股の間から水みたいなのが噴き出した。お漏らしした? それともこれが潮吹き? イクのとは違うけど、全身の力が抜ける。恥ずかしくって涙が出てくる。