第12章 ★ハワイ旅行
【番外編】です。
読んでも読まなくても本編には影響しません。ただイチャイチャしてるだけの二人です。完全に作者の箸休め回の章となっております。
♡喘ぎありますので苦手な方は飛ばしてください。
****イントロダクション****
『アアア、マイクのテスト中……Hello えぶりわん! なんだか海外気分になるよね?』
あたしはラジオのDJみたいに話し始める。
「どこがだよ、Hello everyone で海外気分になれんのはオマエくらいだわ」
頼んでもないのに横からツッコまれた。
「あっち行ってて、あたしの紹介コーナーに入ってこないで」
「失敗しねーか見ててやるよ」
特級呪術師、暇なのか? 任務はどうした? 呪霊が発生しないってことは、世の中の人達が平穏に暮らしてるって事だから、それはいい事なんだけど、干渉されてあたしの心中は穏やかでない。
『えーっと、どこまで話したかな? そうそう、海外気分! 今回はですね、2年前まで時を遡って、ハワイに行った時の日記のようなお話らしいです』
『だけど、お話が始まるのは、なんと、あたしと悟くんがベッドの上にいるところからという何とも衝撃的なスタート。彼が執着してるから、ひかないでくださいねー』
「やり直し!」
「なんで?」
「執着してるってなに?」
「してるでしょ、ねちねち、あたしのこと弄って」
「1年も抱いてなかったらそうなるだろ」
「いつもそうだよ、悟くんは」
「オマエだろ、ねちねち音たてて欲しがるのは」
「やめて、読者さんがひくでしょ」
「ほんとの事を正しく伝えねーとな」
「あたしが正しい」
「誰も信じねーよ。女の読者はみんな五条悟くんの支持者だからな」
無視だ、無視! 初動を誤った。相手にしてもどうせ悟くんに言いくるめられて終わる。
『しつこい人が隣にいて、いつまでもお話が始まらないので、この辺りでさようなら!』
『悟くん目線と、あたし目線があって、時々、切り替わるみたいなので、楽しんでくださいねー!』
『悟くんは嫉妬でちょっと変態っぽいけど、ついてこれる人だけ――』
「おい、いい加減にしろよ、嫉妬してとんでもねー衝撃発言してたのはオマエだろ。(ピーーー!)してってよ!」
ガーガガ……ガッガッ……ツー。
放送禁止用語を使用したため放送終了しました。