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【呪術廻戦】-5歳で五条家に来ました-

第8章 夜空




 いろいろヤることヤり終えた後、夕凪が甘えてきた。
「悟くん好き〜! ありがとう」

 これは最高潮に機嫌がいい時の夕凪の顔だ。ベッドの上で俺がさっきプレゼントしたネックレス触って喜んでる。持ち上げてみたり置いて眺めてみたり。腹這いになって足をパタパタさせながら。

「可愛いぃ」
 それ言ったの何回目? さっきから「可愛いぃ」を3回言った後に「綺麗〜」を1回加えてまた「可愛いぃ」に戻る無限ループを繰り返してる。

 7万程度のアクセサリーでこんなに喜ぶんなら何回でもプレゼントしてやりたくなる。

「いい加減、つけてみろよ」
「もったいなくてつけれない」
「んじゃ誕プレの意味ねーじゃん。リングは目立つから夕凪恥ずかしがるだろうし、呪霊討伐すんのにつけられねぇだろうと思ったから、つけやすいネックレスにしたのに」
「すっごい考えてくれてる。嬉しい、悟くん!」

 ニコニコしてる。糊で顔、接着したんじゃねぇかってくらい同じ顔でずっとニコニコしてる。そんなに嬉しいの?……傑すげぇな。

 実は誕プレに助言をくれたのは傑だ。プレゼントなんてろくにした事ねぇから、それとなく「女って何もらったら嬉しいの? 指輪とか?」って聞いたら「尊にプレゼントするならネックレスがいいんじゃないか」って。夕凪の事はひとことも口に出してねぇのに的確にアドバイスしてきた。


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