第7章 ★誕生日
悟くんの誕生日は、とんでもない二人のカラダの繋がりのはじまりの日になった。なんていうかこんなの何もかも二人の秘密で。
高専では、普通に
「悟くん自分でレポ出して。あたしに書かせないで」
「勉強好きだろうが。俺、特級祓ってこねーと。役割分担ってやつ」
とか喋ってるけど、二人で時々五条家に戻っては、激しくセックスした。悟くんはとんでもなく稼いでいるんだろう。
あたしを高級ホテルのスイートルームに招待してくれる事もあって、そういう時は、あたしもありえないくらい乱れちゃって、悟くんもいろんな体位で何回でもシてきて、一緒にお風呂入ったり、ベッドじゃないとこでもしちゃったり、朝から晩までずっと……なんて事もあったかも。
悟くんの18歳の誕生日まで――婚約者がわかる遺言開示まで1年を切り、それは意識したわけではないけれど、まるでカウントダウンが始まったように、残りの時間を悔いなく過ごすかのようにあたしたちは、身も心もむさぼりつくすようにお互いをとことん求め合っていたのかもしれない。