第7章 ★誕生日
頷きながらそう答えると、悟くんは目を閉じて急速にキスを降らせてきた。いつもよりも激しく口内を犯してくる。絡ませる唾液の量がいつもより多い気がして口の中がじゅぶじゅぶ言ってる。
"んんっッ… んんっッ"
"ああッ♡……っ"
思わず淫らな声が漏れてしまった。今まではどんなに気持ちよくてもこんな声は出さないようにしてた。誰かに聞かれたら大変だから我慢してた。でも悟くんと2人だけだと思うと、誰にも聞かれないんだと思うと我慢できなくなる。
唾液でてらてらと濡れたあたしの下唇を悟くんが人差し指の腹でなぞってくる。指が滑る感触が気持ちよくて舌先をほんの少しだけ出した。
悟くんの人差し指の先をチロチロ舐める。舐めてたら、口の中に少し指を入れられて口内を弄ってくるから、悟くんの人差し指に舌をそわせたり、舐めたり唇で吸ったりチュパッって離したりした。だらしない顔してるのが自分でもわかる。
「ふっ、顔とろっとろだな。俺しか見たことねぇ顔、唇エロいし」
「あんまり見ないで」
「見なきゃなんも出来ねぇだろーが」
ヘッドボードから身体をずらされてこの大きなベッドの上に寝かせられる。寝かされた時に、着ていたパーカーもスカートも脱がされてしまってブラとショーツだけになった。
部屋がまだ暗いから耐えれるけどほんとはこの間接照明も全部消して真っ暗にしてほしいくらい。布団被って見えなくしたいよ。
「恥ずかしいよ」
「俺も脱ぐからいいだろ」
悟くんの上半身が露わになった。鍛えられた体……割れた腹筋とたくましい胸板、彫刻みたいなその体に抱きつきたいし、抱きしめられたくなる。
そのまま悟くんは覆い被さってきて、あたしの首筋や鎖骨にキスをした。首筋と胸の膨らみには、痕が残るほど強く吸いつかれる。
"はぁはぁ…はぁはぁ……"
悟くんの唇が触れるところがどこもかしこも気持ちいい。ブラジャーから見えてる胸の膨らみにキスされると、もっと胸を攻められたいって思ってしまう。ブラジャーに手を入れて! その先の乳首をいじって! 舐めて! って。