第7章 ★誕生日
ついばむ時、唇で唇を挟み込まれる感覚が気持ちよくて、抵抗しようとぎゅーって結んでた口元が、だらしなく緩んでしまう。
そんなあたしを悟くんが見逃すはずはなく、容赦なくこじあけるように舌が入り込んできて、長いその舌であたしの舌を絡め取ってくる。
密着した口の中は悟くんでいっぱい。そのまま舌を絡ませながらキスを繰り返して……あたしのなのか悟くんのなのかわからないくらい唾液が混じる……。
"ぐちゅっ…ぐちゅっ…♡♡ぐちゅっ…っ♡ぐちゅっ……♡くちゅっッ……くちゅっッ…"
耳から入ってくる音が信じられない。あたしと悟くんの唇と唾液で出してる音。水音みたいなぴちゃぴちゃっていう音も交えながら何度も角度を変えて、より深くなっていくキス。
"ん………っ、♡んん…っ…"
"んッんッ…はぁはぁ……"
刺激を受けてるのは唇なのに、なぜかお腹の奥がきゅんって熱くなる。じんわりと感じる子宮の疼き。
こんなの恥ずかしくて、とても悟くんには言えないんだけど、最近キスされる度に、恥部からとろりとしたものがあふれ出してショーツの中が濡れているのを感じてる。もぞもぞと腿を擦り合わせたくなる。
あまりに長いキスに息苦しくなって、悟くんの胸を少し押すと、唇が離れてツーッと銀糸がひいた。