• テキストサイズ

【呪術廻戦】-5歳で五条家に来ました-

第5章 いざ高専へ


「ハハ、そんなビビんなくていいよ。誰もあんなクズ興味ないから!」

「あの、家入先輩、ひとつ聞いてもいいですか?」

「なに?」

「あたしってそんなに五条先輩のこと好きなように見えますか?」

「見えないよ。だから聞いてんだけどね」

「あたし、しょっちゅう同じこと聞かれるんです」

「それは五条のせいだろ。あいつがわかりやすいから周りが尊に嫉妬すんじゃない?」

 悟くんがわかりやすいというのは、正直あたしにはよくわからない。

「でも私らのこれは嫉妬じゃないから! 五条とかありえねー。ねぇ、歌姫先輩♪」

「あるわけない! あいつは私のストレスなんだよ! 尊、頼む。なんか五条の弱点教えて。あのバカ、私に全く敬語使わないんだよ」

「おやおや、2人とも待ちな、私は五条君のこと好きだよ」

「冥さん、それは、五条じゃなく、五条の持ってるお金が、ですよね?」

「ふふっ」

 冥冥さんがお金に目を輝かせてる。すごい会話だ。中学時代の悟くんのファンが聞いたらどう思うだろう。

 悟くんがコケにされてる。クズだとかバカだとかお金扱いされてる!

「あはは!」

 思わず声を出して笑ってしまった。先輩達の口から次々出てくる五条悟の最低話にあたしは、圧倒されながらところどころ相槌を打った。

 話が途切れたところで冥冥さんと目が合う。

/ 625ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp