第6章 賑やかな烏たちと
「そう何本も抜かせるか!」
これ以上点差を詰められまいと月島が今までで一番高く飛ぶ。
が、
「いらっしゃあああい!」
影山はレフトの田中にトスを上げた。
バシッという音とともに田中のサーブが決まった。
「どうだオラー!月島コラー!
俺と日向潰すって言ったよなー?!やってみろやコラー!」
と再び服を脱いだ田中が叫ぶ。
「何でお前が一番威張ってんの田中ー?」
「そうだー!一年のおかげで打ててるくせに!」
「態度でかいぞー!」
「脱ぐなーハゲー」
『...まだハゲてないですよ!』
「!なんだ今の間は!てかまだって何だ!
別に禿げねえよ俺は!」
『禿げないかどうかはわかんないと思います!』
「なんでそれは即答なんだよ!!」