• テキストサイズ

共に飛び立つ 【ハイキュー】 原作沿い

第5章 烏野高校での新たなバレー人生



『感じ悪〜。でもまあ影山が言ってることは何も間違ってはないね。』

「まで!!」


『日向、影山はセッターをやることに意味を感じてる。

影山のバレー人生はセッターを務めることの上に成り立ってるんだよ。この試合で負ければ、セッターをやらせてもらえない。それは影山にとってはバレー人生を送っていないも同然。


そのくらい影山は



本気だから。』


珍しく真剣なの眼光に、菅原と田中は声を詰まらせ、影山は驚いた顔をしていた。

日向は手を握りしめ、歯を食いしばって俯いていた。




昼休み。



「ちゃ〜ん、お客さん〜」

お客さん?とクラスメイトの声にが顔をあげると、

相変わらず仏頂面の影山が立っていた。


『なになに、どうしたのわざわざ他クラスまで』


「話がある。来い」

 
『...影山って誰に対しても強引なんだね。』


「あぁ?」 


ギロリと睨まれたので思わず、事実じゃん!とが言い返したが影山は無視してスタスタと歩き始めた。




『へえ、こんなとこあったんだ』

中庭のさらに奥に小さなベンチが並んでいた。はよく見つけたなと思いながらも、



『で?話ってなに?』



と問うと、


「お前、豹紋中の元キャプテンだろ。

なんでこんなとこで指導者としているんだ」



目を合わせずに聞いてきたところを見ると、なんとなく訳ありなのを悟られていたのかなとと思った。



『...全国大会の最中にさ、私膝の靭帯痛めちゃって。着地と同時に自分のコートに入ってきた相手チームの足を踏んじゃったの。


向こうも必死だったしこっちも必死だったし、誰も悪くない事故だよ。



すぐに大きい病院に行けって言われて行ったけど、そこでもう今後今までのようにスポーツはできないってはっきり言われた』



「、っ」


想像していたよりずっと辛い"ワケ"に思わず影山は眉に力を入れた。
/ 195ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp