第10章 烏野、完全体へ
「よし!時間もねえからさっさと始めるぞ〜
まずお前らがどんな感じか見てえから6時半からゲームな
相手はもう呼んである」
『相手がいるの!?』
ちょうど戻ってきたがキラキラとした目で繋心を見上げた。
「ああ、お前の大好きな烏野町内会チームだ」
『え〜!!!!繋心くん天才!さすが!やった〜!!』
繋心に無理やりハイタッチを求めながらぴょんぴょんと飛び跳ねるとは反対に
誰だ?と首を傾げる烏野バレー部員たちであった。
「よし、じゃあそれまでは。お前の指導でいつも通りやれ」
『はいコーチ!』
「ったく、調子いいやつめ」
と繋心はの頭をわしゃわしゃと撫でた。
『じゃあいつも通り、半分はレシーブに半分はサーブに分かれて練習してください!』
「「「おす!」」」
ポンッ
『翔陽、移動まだ上下してる!
レシーブはコンマ1秒だって惜しいんだからね!できるだけ速く移動するために無駄な動きは減らす!』
日向の頭の数センチ上に長い板を渡すように持ち、日向の頭が上下し当たるたびが厳しく指導する。
「ウィース。
お、さすが烏養監督の愛弟子〜、面白い教え方してんな」
「はバレーに関しては昔っからほんとに頭がよく回るやつだからな」
「ありゃ体で覚えるやつにとっては効率的な教え方だな」
「〜、久しぶりだな〜」