第9章 番外編 〜告白〜
「...別に聞かれなかったから答えなかっただけよ」
「嘘だ!清水お前面白がっただろ!」
「俺らがあんなに落ち込んでるとこ目の前で見てたくせに!」
「.....」
「黙秘反対!!!」
「まあ、いいや。
それでは返事したのか...?」
澤村が皆が気になっていた質問をしたことで再び皆の注意がに集まる。
『断りましたよ。
まあとっても優しくていい人だけど、恋愛とかは私にはよくわからないし。何よりも今はバレーボールが1番だし!!』
「よ、よがっだあー!!!」
『わっ!翔陽なに!』
「俺はそうだと思ってたぜー!」
『ぎゃあ!西谷先輩、ぐるじい!!』
「ちょっと2人ともから離れてください。いくら小柄な2人でも男なんだからが潰れちゃうデショ」
「「なっ、なんだとー!!」」
月島に首元を掴まれベリっと剥がされた2人は暴れながら文句を言った。
「ツッキーとっても嬉しそうだね」
「うるさい山口」
「いつもと変わんなくねえか?」
「俺にはわかるんです」
田中が不思議そうにいうが、山口はそう答えた。
『あー!忠、またマウント取ってるー!!
じゃあ今日蛍のかっこいいところどっちが多く見つけられるか勝負ね』
「絶対勝つ!」
「君たちほんとにやめて」
『え、澤村先輩どうしたんですか!』
長いため息をつきながらしゃがみ込んだ澤村を見ては慌てて駆け寄る。
「娘を嫁にやる父親の気持ちはまだ味わいたくないよな...」
『へ?』
「のことが大事ってことだよ」
『...ありがとう、ございます?』
菅原の言葉に首を傾げつつもはそう答えた。