第4章 食肉類から猛禽類へ
『やっほ〜!体調いかが?一繋さん』
最近受験勉強で忙しくて、顔出せてなかったからな。どのくらいぶりだ?
そんなことを考えながらはエスカレーターを登り病室のドアを開ける。
「おお!か!だいぶ元気になったぞ〜」
確かに前回よりも顔色がだいぶいいことに気がつきも頬が緩む。
「こそ足の具合はどうだ」
『まあ、たまに痛むしあまり動かせないけど、毎週リハビリはちゃんとこなせてるよ』
先週と変わらないの感想に一繋は眉を僅かにひそめた。
その様子を見て、が慌てて
『ああ!でもそんなに日常生活には支障ないし!大丈夫大丈夫』
と答えると、そうか、とわずかにだが表情が和らいだ。