第2章 The princess (姿を消したお姫様)
昔々、あるところに…
魔法が使える者と使えない者が共存する
美しい国がありました。
その国は、人間(ヒューマン)や獣人、妖精族、
ドワーフ族など種族の超えて共存する緑豊かな国でした。
国を治める王様は、魔法が使えない人間(ヒューマン)でしたが、ある特別な力を持っていました。
人々は、その力に尊敬の念を込めて
賢者と呼び、彼らを讃えておりました。
長く子宝に恵まれなかった王様とお妃様でしたが、
ついに王女様が生まれました。
その子の名前は、ユウー
王女様は成長するにつれ
"雪のように肌が白く”、”血のように赤い唇”
”カラスの羽のように美しい黒い髪”を持ち
”バラのように強い子”に育っていきました。