第1章 モブ
数分後。男が来た。
男はニヤニヤとしており、「逃げなかったと言うことは、俺に虐められるのが楽しみと言うことかい?」と俺に言った。
俺はガムテープで口を塞がれていて言えなかった。
男はそれをいい事にし、さっそく俺を襲った。
男視点
テレビで見ない日は無いほど人気者で、イケメンで、色白で、ちょうどいい身体をしているかねちーを手に入れたいと思わなかった日はなかった。
俺も芸人で、かねちーと舞台で共演しているが、悲しいかな、俺は芸歴を無駄に積んで無名だからかねちーは気づくことはなかった。
真面目だけど、優しさはテレビと変わらなく、かねちーは裏表がない男だと思い、更に好きになった。
同期から、「兼近ってりんたろー。と恋人らしいよ」と言われたし、実際2人がキスしているところを見たことがあった。
俺はそれでもかねちーのことが好きだし、俺は誘拐する口実として彼のことを誘った。
お酒を飲んでいないのに頬をほんのり赤くしているかねちーを見て、次第に俺は襲いたいと思ったし、かねちーは俺のことが間違いなく好きだ。
俺はそう確信し、飲み会を抜けると嘘をつき、残りの仲間とかねちーが次の居酒屋に向かう途中に襲い誘拐をした。