第7章 魚人島
パンパンパン!!!
『!?』
急な破裂音に驚いて、ビスタ兄さんの肩の上でビクリと肩を揺らす。
その音の方を見ると、色とりどりの紙吹雪。
「白ひげ海賊団の皆さん!ようこそ魚人島へ!!!」
「待ってました!!」
「オヤジさん!マルコ隊長!!!」
「サッチ隊長!またウチのカフェに来てください!」
「一緒に泳ぎましょう!!」
「遠いところようこそ!!」
海の両側に大勢の人の姿。
みんな白ひげ海賊団の海賊旗を掲げ、口々に父さんや兄さん達の名を呼んですごい歓迎している。
私は呆気に取られてそれを眺めていると、父さんが席を立って船首へ乗った。
前を向くと、そこには一際大きな人がいた。
「ネプチューン、久々だな。
んな大仰な歓迎はいらねぇと言ったろう。」
「わしもそう言ったんじゃもん。これは皆が自主的にやっているだけなんじゃもん。
ジンベエも待っておる。このまま一度城へ行くか?」
「あぁ。そうさせてもらおう。」
父さんとその大きな人は軽く会話をした後、私たちは船ごと連絡廊と呼ばれる橋?を渡り、竜宮城というお城へ案内された。