第13章 第十夜
ヒビ「ここだよ!間違いない!!」
ヒビヤの指示に従い、着いた先は 海。
駅から10分くらい走って、やっとたどり着いた。
一番疲労しているのが誰なのかは言わないでおこう•••
ヒビ「シンにぃ、疲れたのはわかるけど もう少しがんばってね。」
•••最年少のヒビヤに励まされるのは、嬉しいというか情けないというか。
キド「茶番はいらない、いくぞ シンタロー。」
フードを深くかぶったキドが、鋭い口調で言い放った。
それもそうだ。
なんせ カイトがいると言うことは、あいつ•••シロもいるかもしれないのだから。
俺たちは気を引き締め直し、足を踏み出した。
待ってろ、 カイト
絶対•••連れ戻してやる!