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灰色噺〜ハイイロメモリーズ〜 『カゲプロ』の話

第4章 第三夜


ザアァァァ


急に 少し強い風が吹いた。




『••••あぁ、俺 寝てた•••••?』


目をこすって立ち上がり 周りを見渡すと、あのリア充カップルは さすがにいなくなっていた。


今更だが、俺は 公園にいたらしい。

中央にある時計の文字盤には、3時15分と 表示されていた。


『暇だし•••••もっかい寝よ。』




そう言って まぶたを閉じようとしたとき、妙な声が聞こえた。



無視しようか、とも思ったが 俺は とりあえず 様子を見に 足を運び始めた。
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