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灰色噺〜ハイイロメモリーズ〜 『カゲプロ』の話

第10章 第八夜


白い部屋•••


なにもない、白い部屋。




机も イスも、花瓶も 花も、全て真っ白。




俺だけが 汚れていた。







怖い


助けて


嫌だ


怖い怖い怖い怖い怖い•••!



「なにが?」



わからない•••ただ、怖い。




助けて•••


俺は 必死に助けを求めた。




でも、

伸ばした手は 虚しく 空を切る。







あぁ、お願い。


助け出してよ。














俺がオカシクなる前に。





俺が 「俺」でいられる間に。







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