第4章 ~囁キハdolce~
ライト「あ~、こっちの話、逆巻家の兄弟は六人いてね、その中の一人。」
イブ「…逆巻?」
リリト「そういえば、スバルくんの苗字って逆巻…でしたっけ?」
ライト「うん。僕は一応、スバルくんのお兄ちゃんなんだけど、スバルくんってば一度もお兄ちゃんって呼んでくれないんだよね~。」
リリト「そうなんですか。意外です。ライトさんとスバルくんが兄弟だなんて。」
ライト「まぁ、兄弟っていっても腹違いだけど。」
イブ「?……」
ライト「うちの家、一夫多妻だから。」
イブ「そーなんだー。」
ライト「んふ、そろそろ授業始まっちゃうから、僕は行くね♪今度、また遊びに来てあげるから♪」
リリト「はい。」
イブ「うん!!」
こうして、彼と別れた私だったがどうもああいうチャラい男は苦手だ。だから、あんまり関わらないようにしよう。そう心に決めたのだった。