【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第44章 Back to December ☆
赤井さんに全部脱がされると、心まで丸裸になった気分になる。
全身が、赤井さんのことが大好きって叫んでるのがバレちゃう。
そう思って咄嗟に赤井さんも脱いで!と言ったけど、さらにまずい。
赤井さんの裸は、いつ見てもパーフェクトにかっこよくて、わたしが欲情してるのが、表情から一瞬で伝わると思う。
赤井さんは、
「サラ、ほら。手繋ごう」
そう言ってわたしの左手を握り、左手の薬指を指で撫でた。
いつか、この指に赤井さんとずっと一緒という印をはめる日が来ればいいな…
そう思っていると、赤井さんの左手がわたしの頬に添う。
「こっち向いて、たくさんキスしたい…」
「さっきたくさんしたよ…?」
「どう考えても足りないだろ」
そう言いながら、赤井さんの唇がわたしの唇に重なる。
柔らかくて、少し苦いタバコの味
ビターなのに、なぜか甘く感じる。
「ん…っ…」
チュ…ッ
ちゅ…
何度も何度も触れるだけのキスを角度を変えてしていると、ゆっくりと赤井さんの舌が侵入した。
突然で驚いて、ビクッと自分の舌を引っ込めたわたしを見て、赤井さんは髪を撫でながら言う。
「サラ…逃げるな…」
「ん…っ…」
そしてまた、赤井さんの舌がわたしの舌に絡む。
くちゅ……
絡むたびに、エッチな音が耳を刺激して、ガクガクと脚が震える。
快感に負けそうになると、繋いだままの赤井さんの手を、思わずぎゅっと強く握った。
「あか…いさ…っ…」
「秀一」
「しゅ…ういち…」
赤井さんが秀一と呼んで欲しいときの癖。
あんなに恥ずかしいと思ってたのに、名前を呼ぶと愛しくて胸が苦しくなる。