【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第44章 Back to December ☆
長くて柔らかい髪が無造作に胸のあたりで揺れ、
白い肌に映える黒い下着が目に飛び込んでくる。
「サラ…」
「あっ…」
俺はサラの耳元で名前を呼び、舌で耳をペロリと舐めた後、ゆっくりと背中に手を回してホックを外した。
「ぜ、全部脱ぐの…?」
「また手を離すの、嫌だろ?」
そう言ってサラにキスをしながら、最後一枚だけ残ったショーツに手をかけ、するするとサラの細い脚を抜けていった。
「…綺麗だ…サラ…」
全部脱がせて満足した俺は、サラの白い肌を見つめながら譫言のように呟いた。
「ず…ずるい…赤井さんも脱いでよ…」
かああっと顔を赤くしながらサラにそう言われ、俺は着ていたシャツをバッと脱いだ。
その様子を見て、またサラが顔を赤くする。
「顔、赤いな…」
「だって…かっこよすぎて…ダメ…」
どストレートにかっこいいと言われると、気恥ずかしくなるが、思えば俺もいつもサラに可愛い可愛いと連呼しているし、おあいこか。
フッとまた笑みが漏れて、そんな俺をサラが?と見てくる。
「サラ、ほら。手繋ごう」
そう言いながらサラの上に覆い被さり、右手でサラの左手を握った。
何もついていない、サラの左手の薬指を撫でながら思った。
いつか、この指に俺と永遠を誓う印をつける日が来るなら、俺はもう他に何もいらない。
サラ以外、いらない。
サラは繋がれた俺の手をまたぎゅっと握った。