第44章 Back to December ☆

温かい、サラの体温が掌に伝わる。


「あ…っ…」


思わずびくっと身体を揺らしたサラの頬にキスをしながら、俺はゆっくりと下着越しにサラの膨らみに触れた。


柔らかくて、温かくて、触り心地が良い…
ずっと触っていたい…

そう思いながら、ゆっくりと下着のカップを下にずらし、ピンと勃った突起を手探りで摘んだ。


「やあっ…」

「…好き？これ…」


サラの耳元で吐息を吐きながらそう言い、指でまたそこをクリクリと潰した。


「んっ…す…すき…っ」

「…可愛い…」


感じるたびに、俺の右手を握ってるサラの手にぎゅっと力が入る。


「サラ…脱がせたい…手、解いていいか？」


右手でサラの手を握ったままだと、脱がせることが出来ず、俺は髪を撫でながらサラに聞いた。


「…だめ…離したくない」


サラは強情にも、ぎゅっと手を握り直してそう言ってくる。


「…じゃあ、今日はおあずけか？」

「…それもやだ…」


嫌なのかよ…

フッと思わず俺から笑みが溢れ、サラにまたキスをしたあと、額と額をくっつけてサラを見た。


「…脱がせたら、またすぐ繋ぐから」

「…絶対？」

「あぁ。」

「…じゃあ……はい…」


サラは仕方なさそうに、俺の手をそっと離した。

離したいと言ったのは俺なのに、手が離れた瞬間、どうしようもなく寂しくなった。


俺はサラの着ているTシャツを脱がせ、履いていたスカートのジッパーを下ろして取り払い、サラを下着だけの姿にした。