【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第7章 この夜を止めてよ☆
たしかこのカフェの2つ隣の店舗に、zippoが売ってあったのをさっき通る時に見つけた。
赤井さんっぽい、ライフル銃が刻印されているボディだ。
いつもお世話になってるしプレゼントしたい。そう思った。
お店に駆け込み、大急ぎで購入してプレゼント包装をしてもらい、見つからないようバッグにしまってまたカフェに戻った。
包装には赤いリボンを巻いてもらって、早く渡したくてウズウズする。
「お待たせ」
「じゃあ行きますか」
沖矢さんはそう言って伝票を持って席を立った。
今日の夜に渡そうかな。
誰かにサプライズをするのも初めてで、まるでイタズラを考えてる小さな子供みたいにワクワクする。
はやく驚いた顔が見たいな。
そう思ってふふっと笑うと、沖矢さんは呆れたように笑いながら言った。
「何ですか」
そう言ってわたしの頭をくしゃっと撫でた。
「なんでもないー!」
頭にはてなマークを浮かべる沖矢さんをよそに、わたしはふんふん鼻歌を歌いながらスーパーへ向かった。