• テキストサイズ

【R18】You belong with me 【赤井秀一】

第7章 この夜を止めてよ☆




「それじゃあ、行きますか」


沖矢さんの車に乗り込み、近くのショッピングモールに向かった。
運転する沖矢さんの顔を助手席から横目でじっと見つめると、その視線に気付いた彼が首を傾げた。


「何か?」

「あ、ううん。本当に別人だなーと思って。」


わたしはスパイをやってた時、あまり変装をしなかったから、特殊メイクの凄さをまじまじと見つめた。


「別人なら、君は絶賛二股中ですか」

「え…」


そう言って沖矢さんは、信号待ちの間にわたしにキスをした。
かあっと顔が熱くなり、心臓が高鳴る。

沖矢さんとキス、久しぶりな気がする。


「ふ…。いちいちそんな可愛い反応していると、このままUターンして家で襲いますよ」

「おそっ…?!」

「冗談です」


冗談ですか…
ホッとしたような残念なような複雑な気持ちが顔に出てしまう。


「襲ってほしかったのか?」

「ち、ちがいます!」


ふふん。とわたしを試すようにそう言う沖矢さんに、口では全然敵わなくて、わたしは思わずぷいっと窓の外を見た。

そうしているうちに車は米花ショッピングモールへと到着した。


/ 1733ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp