【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第40章 消毒 ☆
ガタガタと震えてた身体は、だんだんと落ち着いてきて、赤井さんがわたしのことをあまりにも大事そうに抱きしめるから、心がぎゅっとなった。
「助けてくれて、ありがとう…」
「言っただろう?守ると。」
「うん…信じてた…」
ぎゅ…と赤井さんの胸に頬を擦り寄せ、逞しい腕の中を感じる。
それだけで、パニックになった心は落ち着いてきた。
しばらくすると、ジョディ先生がマスタングを運転して戻ってきた。
「秀。とりあえず、わたしは来た車でキャメルの元に向かうから。
あなたはサラちゃんを家まで送ってあげて」
「あぁ。…ジョディ。悪いな」
「いいのよ。サラちゃんが無事で良かったわ。」
「あ…ジョディさん、本当にありがとうございました」
わたしも慌てて頭を下げると、ジョディさんは優しく笑って、別の車に乗り換えるとその場を走り去った。
「…俺たちも行くか」
「うん…」
わたしは赤井さんに背中を支えられ、マスタングに乗り込んだ。