第39章 BlankSpace ☆

「サラ…泣いているのか？」

「え…」


気付いたら、ポロ…と涙が一筋流れてた。


「何でだろ…なんか、嬉しくて…」

「お前は、本当に泣き虫だな」


赤井さんが、わたしの髪を撫でながら、わたしを抱きしめた。


「赤井さん…Love me？
(わたしのこと、愛してる?)」

「…Always
(いつだって)」


そう言いながら、赤井さんはまたわたしの唇を奪った。

キスをしながら、わたしを裸にして、自分が着ていたグレーのシャツも、もどかしそうに脱いだ。

素肌が触れ合うと、胸がぎゅっとなる。
赤井さんの体温が心地よくて、わたしは彼の背中に手を回して、肩口に鼻を埋めると彼の香りを嗅いだ。