【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第39章 BlankSpace ☆
キャミソールをずらされると、ぷつ…とブラのホックが外された。
片手で、器用に慣れた手つきで。
その何気ない仕草ですら嫉妬してしまう。
あの人と初めてした時は、両手でぎこちなく外したの?
ダメだ。考えたくないのに。
赤井さんがわたしのブラを外しながら、首筋に舌を這わせる。
そして、鎖骨のあたりにちゅ…と赤いしるしを咲かせた。
赤井さんのものってしるし。
わたしもつけたい。
わたしのものって印を赤井さんに。
そう思ったわたしは、赤井さんの首筋に同じように舌を這わせて、かぷ…と甘噛みしたりしてみた。
だけど、跡なんて全然つかない。
「ふ…」
わたしが何度も何度も失敗しているのを見て、赤井さんが笑みをこぼした。
「笑わないで…」
「あぁ。悪い。あまりにも可愛くて」
「…わたしだって、つけたいんだよ。
赤井さんに、わたしのってしるし…」
かあっと顔を赤くしながらそう言うと、赤井さんはぽんぽんと頭を撫でながら言った。
「そうだな。俺もつけて欲しい。
…教えてやるよ」
「ほ、ほんと?」
「首筋に、少し唇を開いて、舌をつけて」
「ん…」
言われた通り、赤井さんの首筋に唇を這わせた。
「そのまま、一点に集中して、ゆっくりじっくり、吸って」
ちゅ…
息が途切れるまで吸った後、ゆっくりと赤井さんの首筋から唇を離すと、小さな赤いしるしがついた。
「…ついた…」
いつも、こんな気持ちだったんだ。
わたしに痕をつけるとき。
独占欲と、征服感と、安心感。
赤井さんについた小さなしるしが、こんなに嬉しいなんて。