【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第39章 BlankSpace ☆
安室side
「だから、ネックレス投げつけて飛び出してきたの」
ことの顛末を話した後、サラはぐいーっとテキーラを一気に入れた。
ポアロから歩いてすぐのバーに入り、まだ10分かそこらしか経っていないのに、もう3杯目だ。
「あーー!もう!
何で男って、建前ではかっこいい事言っといて、いざ裸で迫られたら断れないんだろ。
ほんっと馬鹿みたい」
そしてまたぐーーっとグラスを口に運ぶ。
そう言われると耳が痛いな…
僕は苦笑いしながら、自分のグラスに口をつけた。
「でも、本当に浮気したか、本人に聞いてないんじゃありませんか?」
「…でも、セリーナさんはしたって言うし。
あんな自信満々に嘘つく?」
「んー。まあ確かに」
「それに、裸でベッドにいたんだよ?」
「最中を見たわけじゃないでしょう?」
「そんなの見たらわたし今ここにいないよ。
手首切ってる自信ある」
「じゃあ、誤解なんじゃないですか?」
赤井がサラを思う気持ちは本物だし、昔の女に誘われたからってそんなことするか?
と思いながら、何故か赤井の肩を持つ形になってしまう。
「…しかも、セリーナさん、超巨乳なの。」
「へぇ……で?」
言ってる意味が分からず、僕は思わずサラに聞き返すと、サラはじっと僕はを見て言う。
「赤井さん、おっぱい好きだもん…
毎日触ろうとしてくるし」
…殺してやろうかな。赤井。
あんな、「俺はクールです」みたいな顔をしておいて、結局サラにはデレデレかよ。
「心配しなくても、あいつはサラしか見てないよ」
ムカつく。
僕がどうしてこんなことを言わなきゃいけないんだ…