【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第39章 BlankSpace ☆
会場のレストランに到着していることに気づかないほど、わたしはキャメルさんと謎の共通事項で意気投合してしまった。
車を降りて、車内での褒め殺しタイムにげっそりと疲れた顔した赤井さんを見て、ジョディさんが近寄ってきた。
「秀。何よその顔。
今から誕生日会だって言うのに」
「こいつらが悪い」
そう言いながらも、赤井さんはわたしの腰に手を回して会場までエスコートしてくれる。
だから、そういうところがかっこいいのよ。
キャメルさんをちらっと見ると、わたしの方を見てうんうん頷いてる。
個室の部屋に入ると、ジェイムズさんがすでにスタンバイしていた。
「赤井くん。この姿で会うのは久しぶりだね」
「ご無沙汰しております」
赤井さんはジェイムズさんに一礼した後、わたしを少し前に出してジェイムズさんに紹介した。
「丁度いい機会なんで、紹介しておこうと思って連れてきました。」
「初めまして。桜井サラと申します。」
ぺこりと頭を下げたわたしを見て、ジェイムズさんは少しだけ焦ったような顔をした。
なんか、わたし失礼なことしたかな…
そう不安になっていると、ジェイムズさんがそんなわたしを見て慌ててフォローした。
「あ、あぁ。すまない。
赤井くんからはよく話を聞いているよ。
…ただ、今日まさか君が来るとは思っていなくて…その…」
「?ジェイムズ?」
ジェイムズさんがそわそわし出すから、赤井さんが思わず何かあったんですか?とジェイムズさんに詰め寄った。
その時