【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第37章 Girl's Talk
翌朝
「ただいまぁ」
「おかえり」
園子ちゃんの家から、自宅に帰ってくると、赤井さんは工藤邸には行っておらず、家でわたしの帰りを待っていた。
「あれ?赤井さん。いたの?」
「今日はボウヤが博士の家に泊まりにきているからな。」
「そっか!じゃあ今日はここで仕事するの?」
そうやって目を輝かせて赤井さんにぎゅっとしがみつくと、赤井さんはわたしの頬に手を添えて目を見ながら名前を呼ぶ。
「サラ…」
「うん?なに?」
「…キス、してもいいか?」
そんなの、いつも聞かなくても強引に唇を奪いにくるのに。
どうしたんだろう。
そう思いながらも首を傾げて返事をした。
「?いいよ?」
「…目、閉じろ」
「?はい」
言われるがまま目を閉じると、赤井さんの気配がゆーっくり近づいてきて、そのまま優しく唇を重ねた。
「…ふ、どうしたの?変だよ」
「…優しいキスの方が好きかと思ってな」
「なんで?いつもの方が好き」
そう言うと、赤井さんにしては珍しく顔を少しだけ赤くして目を見開いた。
なに?何か今日の赤井さん変だ。
「…そういえば、楽しかったか?
パジャマパーティー」
「うん!園子ちゃんち、すっごく広くて……ん?」
「うん?」
「赤井さん、なんでパジャマパーティーのこと知ってるの?
わたし、外泊するとしか言ってないよね」
そう言うと、赤井さんはわたしの目をじっと見ながら言う。
「そうだったか?」
「そうだよ!…赤井さん?!」
「…さて。仕事するか。」
「あ!はぐらかさないでよ!もう!」