【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第37章 Girl's Talk
よく考えたら、そのまま工藤邸に泊まれば良かったんだか、俺にとっての帰る場所はいつの間にかサラと暮らしてるあのマンションになっていたらしい。
無意識のうちに、まるで自分の自宅に帰るみたいに、玄関のドアを開けた。
「そうか。今日はサラがいないから1人か」
部屋に電気をつけると、いつもと同じ部屋なのになぜか広く感じた。
そのままベッドに、ぽす…と倒れ込んだ時、サラの匂いが香る。
「サラ…」
いないのに香る匂いが、余計サラに会いたい気持ちにさせる。
「あー…早く帰ってこい…」
そうぽつりと呟いて時計を見た。
サラは明日の朝に帰ると言っていた。
後8時間もある…
サラと離れてる時間が1分でも惜しい俺は、はぁーとため息をついた。
「サラに触れたい…」
ぽつりとそう溢して。