【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第37章 Girl's Talk
まさか俺が会話を盗み聞いてそんなこと思っているとはつゆ知らずのサラは、何の躊躇いもなく問いに答える。
「あー。どうだったかな。
痛かった気がする。」
「我慢できる痛みだったんですか?」
「いや、今思い返すと結構痛かったなぁ…
でも当時の相手は痛いって言ってもやめてくれなかったからなぁ…」
ピシッ…
俺は持っていたグラスを握る力が入り、思わずグラスにヒビが入る。
「あ、赤井さん…落ち着いて…」
「いや、済まない。つい」
聞きたくない。サラがどんなに酷い扱いをされていたかなんて。
世界で一番大切な俺のサラが。
「やっぱり痛いんだ…」
「ちょっと怖いなぁー!」
そう言って怯える彼女らに、サラは笑いながら言った。
「でも、痛いのはほんとに1回目だけで…2回目以降は…気持ちいいから」
「へぇ〜!そうなんだ…」
「わたしも、いつか真さんと…」
サラのそのリアルな話を聞いた3人は、それぞれ自分の好きな男に想いを馳せているようだった。