第37章 Girl's Talk

「いつもってことは、何度もしたんだ…」

「すごおい！」


3人共顔を真赤にしつつも、目を輝かせながら聞いてくる。


「じゃ、じゃあ沖矢さんのキスは？」

「…なんか、これ答えるのめちゃくちゃ恥ずかしいんだけど…」

「いいじゃないですかー！
あの沖矢さんがどんなキスをするのか超興味ある」


ずいっと園子ちゃんに身を乗り出しながら言われて、わたしは上手く目が逸らせなくて、ついポロッと口が滑る。


「…いつも強引で、わたしが目を閉じる隙すら与えてくれなくて、でも…沖矢さんにキスされると、体の奥から溶けそうになる。…かな…。
待って恥ずかしい…」


改めて言葉にすると、あぁ。わたしって赤井さんとキスするの、すごく好きなんだなって自覚して、顔から火が出そうなぐらい恥ずかしくなってきた。


ぼっと顔を赤くしてると、3人も顔を赤くした。
と思えば、またきゃっきゃと話し出す。


「沖矢さんのキスは強引なんだ…」

「意外…！」

「あたしも平次とそうなる日が来るんかな…」


まさに女子会！と言う感じの会話は男子がいないと言うこともあって、どんどん突っ込んだ話にヒートアップしてきた。