• テキストサイズ

【R18】You belong with me 【赤井秀一】

第6章 シアワセ




「…どうする?行くか?」

「行きたい!!わたし、旅行するの初めて!!」


ぱあっと目を輝かせながらそう言うと、赤井さんはフッと笑って


「じゃあ、来週の月曜日から行こう。
平日の方が空いてるだろうし、お前の顔がバレる確率も低くなる。」


そうでした。わたしは死んだことになってるんだ。
今が幸せすぎて、そのことをつい忘れそうになる。


「でも、わたしがいた組織はアメリカだし、もしわたしを見つけても、きっとよく似た別人って思うだろうから大丈夫だよ!」


と、そう言ったとき、ハッとバーボン こと安室さんのことを思い出した。


「あの…赤井さん。
昨日の話なんだけど…実は、黒の組織のバーボンに見つかってしまいまして…」

「なに?」

「あ、でもバーボンはノックだったみたいで、実は公安警察で、組織に潜入捜査しているみたい…」

「ああ。知っている。」

「え?知ってたの?
…あと、…肩口のキスマークも安室さんに…
公安警察のスパイにならないかと言われて」


突然赤井さんがため息をつき、やっぱり怒ってるんだ…としゅんと下を向くと、赤井さんはわたしが着ていたバスローブを少しだけ開いた。

そして、わたしの鎖骨、胸元に新しく赤い跡をつけた。


「あかいさ…」

「俺はその倍つける。」


そう言って少しだけ怒ったようにそっぽを向いた彼が愛しくて、わたしはたまらず赤井さんに抱きついた。


「京都、楽しみだね!赤井さんのまま行くの?」

「向こうに着いたら考えるかな」


そう言って、わたしにキスをした。


/ 1733ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp