第36章 Stay Beautiful ☆

赤井side


家に帰ると、サラはすぐに汗を流そうとバスルームに駆け込んだ。

俺は変装を解き、サラがバスルームに入ったのを見て脱衣所で顔を洗った。


ふと横を見るとバスルームの扉があって、そこにはシャワーを浴びているサラのシルエットが映る。


あぁ…手を出しちゃいけないんだった…


1日すら我慢の限界な俺が、一週間…無理じゃないか？
我慢しすぎて体調を悪くしそうな気さえする。


はあ…とため息をつき、リビングに戻るとドサッとソファーに倒れ込んだ。

触りたい…サラに触れて、抱きしめてキスしたい…
一度考えるともう止まらない。

顔を両手で覆って、ハァーーーッとまた大きなため息をついた時、
サラが風呂から上がってリビングに戻ってきた。

その格好にまた俺は目を奪われる。

キャミソールに部屋着用のショートパンツ
よりによって、サラの部屋着の中で一番露出度の高い服を着ていて、悶々とする俺をあざ笑っているかのようだ。


「赤井さん、お風呂空いたよ？」


可愛い声でそんなことを言ってくるサラ。
俺はまたハァーーーッとため息をつくと、フラフラとバスルームへと向かった。