【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第34章 アイネクライネ
「しかし、女を連れ込もうとしてまさか半殺しに遭うとは思っても見なかっただろうな。
こいつら。気の毒に。
どう考えてもやりすぎだろ」
そう言いながら、サラにボコボコにされて泡を吹いて倒れている男達に視線を送ると、サラはむーっとふくれっ面をして俺に言う。
「おしおきしてあげただけだもん」
「そんな可愛い顔して怒っても駄目だ。
…キャメルに連絡して後始末しているから、お前達先に中に入って遊んでいろ」
「えー。」
「えー。じゃない。言うことを聞け」
俺がちょっと怒った口調でそう言うと、サラはしゅんとした顔をしてレンの手を引いた。
あーもう。そんな顔するなよ。
まるで俺が悪いみたいじゃないか。
後でサラの機嫌をとる。というタスクが新しく追加され、俺は頭を掻きながらキャメルに電話をかけた。