【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第34章 アイネクライネ
レンを挟んで、3人でベッドに寝転がった。
レンはわたしたちより身長が低い分、少し下に頭があって、わたしと赤井さんはレンの頭の上で目が合う。
もし子供ができたら、こんな風に3人で寝るのかな。
でも、今日みたいな感じじゃ、子供ができたら大変そうだ。
わたしが子供に構うたび、赤井さんがスネそう。
想像しただけで愛しくて、ふふとまた笑うと、赤井さんが?とわたしを見てくる。
その時
「…っく…」
真ん中で寝ていたレンが、静かに泣き出した。
「レン…?どうしたの?」
わたしは身体を起こして、レンを見た。
赤井さんも少し心配そうに、レンの頭を撫でている。
「…パパとママとも、こうやって3人で寝たんだ…」
「レン…」
レンは自分の腕で流れる涙をゴシゴシ拭っていて、赤井さんは優しく腕を剥がして涙を拭って上げてる。
「サラがキッチンに立ってるのが、ママみたいで…赤井がパパみたいに頭を洗ってくれて…っく……会いたい…パパとママに会いたいよおっ…うえぇえ」
「レン…」
わたしは泣き出すレンを抱き上げて、ギュッと抱きしめた。