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【R18】You belong with me 【赤井秀一】

第34章 アイネクライネ




ふたりがお風呂から上がると、なんとなくさっきよりも打ち解けているように見えた。

裸の付き合いってやっぱり効果あるんだ…
明日も1日、仲良くしてくれればいいんだけど…

そう思いながらわたしもお風呂に入った後、リビングのソファーを変形させてベッドをもう一つ作った。


「さ。わたしはソファーで寝るから、赤井さんベッド使ってね。
レンは好きな方で寝ていいよ」

「わーい。もちろん、サラと一緒に寝るー!」


両手を上げてぴょんぴょん飛び跳ねながら喜ぶレンの肩を赤井さんがぐっと持って止めた。


「おい。ちょっと待て。
俺がサラとベッドで眠るから、レンはソファーで寝ろ」


赤井さんのマジなテンションにわたしはもー。と呆れてしまう。
子供相手に赤井さん、一体どうしたのよ。


「あのねえ。流石に一人でソファーで寝させるのはかわいそうでしょ?」

「俺が一人でベッドで眠るのはかわいそうじゃないのか?」

「いつも一緒に寝てるじゃない。今日ぐらい…」

「嫌だ」


なんか、今日の赤井さんずっと可愛いんだけど。

いつもわたしのほうがドキドキされっぱなしで、赤井さんが一枚上手なのに。
今日はレンにわたしを取られないように必死で可愛い。


「僕はサラと一緒じゃないと寝ないよ」

「もー…わかった。じゃあ3人でベッドで寝よう」


せっかくソファーベッドにしたのに、もう一度ソファーの形に戻し、わたしはベッドに座った。

すると、レンはわたしと赤井さんの手をとって、自分は真ん中に寝転がる。


「これで寝る」


赤井さんを見ると、ちょっと不満そうにしているけど、レンに手をひっぱられて実は嬉しいんじゃないかな。
ちょっとだけ、顔が緩んでる気がして、わたしはふふっと笑った。

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