【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第34章 アイネクライネ
「赤井さん!子供相手に大人気ないよ!」
「…誰だよこの子供」
「コナンくんの知り合いで、今日と明日預かることになったの。
料理に夢中で赤井さんに連絡するの忘れてた。
ごめんね?」
手を合わせながら可愛く首を傾げられると、俺はそれ以上文句を言えない。
その顔に俺が弱いってわかってやってるな。
「…サラの彼氏だって言ってたぞ」
「えっ!ほんとー?可愛いね」
「いや…可愛いとかじゃな…」
「レン、わたしを彼女にしてくれるのー?」
「うん!俺がサラを一生守ってやるよ!」
「おい。それは俺のセリフだ」
じろっと、そのレンと呼ばれている子供を見ると、同じような目つきで睨み返してくる。
まったく。いつの間にこんなガキに惚れられているんだよ。
「はいはい。ふたりとも喧嘩しないで。
ご飯もうできるから!」
サラが呆れたようにそう言ってキッチンに戻り、なぜ俺まで怒られているのか納得の行かないまま、俺もリビングダイニングに向かうとソファーに腰掛けた。