【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第34章 アイネクライネ
ポアロでバイトをしていると、コナンくんが男の子の手を引いてポアロにやってきた。
「こんにちはー。安室さんいる?」
「?どうした?コナンくん」
ちょうどポアロにいたのはわたしと、安室さんの2人だった。
コナンくんが安室さんに用事って珍しいな。
そう思いながら、子供2人にオレンジジュースを入れながら会話を聞いていた。
「お願いがあるんだけど、今日と明日、この子を安室さんちで預かってくれない?」
「え?」
「本当はボクが頼まれたんだけど、これからキャンプで…」
「一緒に行けばいいんじゃないのか?」
安室さんがごもっともな提案をするが、その子はプイッとそっぽを向いて、生意気に言う。
「やだよ。キャンプなんて、ガキが行くとこじゃん」
お前もガキだよ…とそこにいた全員がその子を見た。
安室さんはあははと笑った後、申し訳なさそうに言う。
「うーん。
悪いけど、僕は今日の夜予定があって…
明日もポアロだからあまり構ってあげられないよ?」
「そっかあ…じゃあ他当たってみるよ。」
コナンくんがその子を連れてポアロを出て行こうとした時、わたしが止めた。