第31章 Together ☆

赤井side


風呂場から微かに聞こえるシャワーの音。

気を紛らわせるためにタブレットに目を通すが、内容は全くと言っていいほど頭に入ってこない。


今日、同じベッドで一緒に眠るんだよな。
寝れるだろうか。


無茶苦茶に犯してしまう前に早く寝てしまわないと。
幸い昨日は一睡もしてないから、問題ないと思いたい。


悶々とそんなことを考えていると、サラが風呂から上がってきた。

濡れた髪を拭きながら、オーバーサイズのTシャツを1枚着ている。
シャツの裾から伸びた白くて細い太ももに目を奪われ、ピンクに火照った頬が瑞々しくて美味そうだ。

まずい。
思わず俺の股間に血液が集中する。

サラに欲情していることを気付かれないよう、必死にクールを取り繕って、何となく寂しそうな顔をしたサラを置いて俺も風呂場に向かった。

そんな顔するなよ。こっちはこっちで必死なんだ。