【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第30章 I belong with you ♪
「サラ。もう寒いから中に入ろう」
3月の夜は風がまだ冷たい。
サラを部屋の中に入れると、グラスを取り上げた。
「あー!返して!」
そう言って背伸びをするサラを、僕は上からキスをして止めた。
「ん…」
甘い、バーボンの味
キスをして、サラの髪を撫でて、サラをゆっくりとソファーに倒した。
「零…?」
「サラ…好きだよ」
そう言うとサラは、何も言わず微笑んだ。
逆戻りだな。
僕はサラの口内に舌をねじ込みながら、サラを組み敷いて着ていたパジャマのボタンを外した。
「ま、待って…零、明日早いんでしょ?」
「うん。でも1日ぐらい徹夜でも平気」
「で…も…仕事にならないよ…」
そんな取り繕った言葉で、僕を止めようとしてくるサラ。
構わずサラの素肌に手を滑らせて、サラの口や頬に自分の唇を這わせながら胸に触れた。
ドク…ドク…と、サラの心臓の音が手を伝ってくる。
「や…」
可愛い声で拒否をするサラの口を手で塞いだ。
「んっ…ふ…ぅ…」
手のひらの中でサラが何か言っていたけど聞こえなかった。
口を塞いだまま、舌をゆっくり首筋、鎖骨と辿り、突起に這わせた時、サラの身体がびくっと揺れた。
もう、サラの感じるところは全部知ってる。
知ってるのに。
未だ心が掴めていないと思うのは何故だ。