【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第29章 赤い糸 ♪
恥ずかしくなってかあっと顔を赤くすると、零はみんなが見ているのにお構いなしでわたしの唇を奪った。
子供達は顔を真っ赤にしてわたしたちを見てる。
沖矢さんは、どう思っただろう。
今更、わたしが誰とキスしようが関係ない。
そんな顔で見ているんだろうか。
怖くて、彼の顔を確認できなかった。
零は今のキスで完全にスイッチが入ったようで、
「30分後にキャンプ場の方へ行くから戻ってて!」
と、子供たちに向かって言うと、わたしの手を引いて部屋の中へと入った。
「れ、零?」
「サラ…抱きたい」
零はストレートにそう言うと、わたしをベッドに押し倒した。
「零…ダメだよ…っ。
子供達の顔、見れなくなっちゃう…」
「それでも、したいんだ。いますぐ」
零はそう言いながら、わたしの着ているパーカーを捲し上げ、手を滑り入れると膨らみをゆっくり揉んだ。
「あっ…」
「サラ…」
「どうしたの…?突然…」
「…ごめん。嬉しくて…。
サラが、あいつの前で僕のキスを受け入れてくれたのが。
たまらなく」
「零…」
わたしの首筋に舌を這わせながら、零は苦しそうにそう言った。
嬉しいのに苦しいなんて変なの。