【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第28章 最愛 ♪
ひとしきり、角度を変えながらキスを堪能した零は、わたしのおでこに自分のおでこをくっつけながら言う。
「…サラを食べる前に、腹ごしらえさせて?お腹が空いて力が出ない」
「ふっ…何それ?」
「えっ!?アンパンマン知らない?!」
「あんぱん?」
「ジェネレーションギャップだ…
5つも年下だとそうなるのか…
いや、でもアンパンマンだぞ?普通知ってるよな」
「ねぇ、さっきから何の話?」
零のとは波長が合って、話していると楽しくて、心臓がずっと穏やかに鼓動していて、落ち着く。
こうやって、取り留めのないことで笑い合うのがわたしをいつも癒してくれる。
零が脱いだジャケットを預かってハンガーにかけると、わたしは零のご飯の準備を始めた。