【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第27章 気付かれないように ☆ ♪
シャワーからあがり、髪を拭いてリビングに戻ると、サラはハニーレモンソーダを飲み干していて、ソファーですやすやと眠っていた。
「風邪ひくって」
そう言いながら、リビングの電気を消して、サラを抱き上げてベッドへ連れて行ってやると、サラはぱち…と目を開けた。
「ごめん、起こした?」
ベッドに寝かせながらそう言ってサラの顔を覗き込むと、サラは僕の首に腕を回して、自分の唇を僕の唇に重ねた。
「ん…」
吐息が漏れて、ゆっくり唇を離すと、サラは僕に縋り付くような目で言う。
「零…好き…」
「サラ…」
体調、大丈夫なのか?と心配しながらも、僕の身体は裏腹にサラを求めていて、気付いたらサラが着ている僕のシャツのボタンをぷつ…ぷつ…とひとつずつ開けていた。
今日、お昼に抱いたばかりなのに、もう充電切れだ。
こんな風にサラから誘ってくるのは、初めて身体を重ねた時以来だ。
シャツのボタンを全て開けると、はらりとシャツがはだけた。
窓から差し込む月明かりがサラの肌をより白く照らしている。
「サラ…」
名前を呼びながら、柔らかそうな膨らみに触れると、サラから可愛い声が漏れた。
「あっ……待って!」
「え?」
僕が咄嗟に手を止めると、サラは覆い被さっていた僕の身体を横に倒すと、逆にサラが上に乗ってきた。
「今日は、わたしが零を気持ちよくする」
いや、いつも気持ちいいけど?と言おうとした時、サラが僕の履いているデニムに手をかけた。