第27章 気付かれないように　☆ ♪

僕は驚いてサラの手に自分の手を重ねて止める。


「えっ！や。ちょ、ちょっと待った」

「なに？」

「なにって、サラにそんなことさせられないよ」

「わたしがしたいの」


サラは僕の静止も聞かず、ベルトを外してデニムを下げた。
ボクサーの中で形がはっきりわかるぐらい硬くなったソレを、手でさすられると、僕の身体が跳ねた。


「…っ…」


いや、サラに舐めてもらうって考えたこともなかった。

僕はサラに触れているだけで気持ちいいし、中に入れただけでイキそうになるんだ。
口で咥えられたら、下手すりゃ気絶するかも。

そんなことを考えながら、サラの方を見ると、落ちてくる髪を耳にかけてゆっくりと舌を僕の股間に近づけていく。

焦らされてる感じが、余計に僕を煽って、またムク…と一回り大きくなる。

そしてサラの舌が僕の先をぺろっと舐めた時、変な声が出そうになる。


「…っ…」


思わず手で自分の口を塞ぐとその次の瞬間、サラの口内に僕の全部が覆い尽くされた。


「……あっ」


突き抜けてくる快感に、僕の声が漏れる。
ヤバイ。気持ち良すぎてもうイキそうだ。
ゆっくり視線を下にずらすと、サラが上目遣いで僕のを咥えながらこっちを見ている。


「その顔、ヤバイよ…サラ。」

「ん…」


じゅぷ…ジュプッ…

口に含んだままサラは丁寧に僕のペニスを舐め続けた。