【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第24章 思い出せなくなるその日まで ♪
しばらく抱きしめてくれたあと、安室さんはゆっくりと身体を離して、わたしの目をじっと見た。
その視線に、わたしはどんな顔をしていいか分からなくて、パッと目線を逸らした。
ゆっくりと、安室さんの顔が近づいてくる。
わたしの心臓が、うるさい。
唇があと1センチで重なる位置で、安室さんがわたしの様子を伺ってる。
キスを受け入れるかどうか、試してるみたいだ。
顔を逸らすことは簡単にできるのに、わたしは金縛りにあったみたいに動けない。
安室さんの吐息と、わたしの震える息が重なる。
そして、ゆっくりと唇が重なった。
目を閉じてそれを受け入れると、2回目は角度を変えてまた優しく唇が重なる。
安室さんのキスは、優しい。
優しくて、熱い…
唇を離した瞬間、わたしと安室さんから、
は…と似たような吐息が漏れた。